きよの漫画考察日記2370 キン肉マン第61巻

さて、新シリーズ突入です。

今後テリーは義足キャラでいくということですな。でも義足の制作者であるバックランド爺さんが故人となってしまった今、再びテリーがリングで輝ける日は来るんでしょうか?

さらにこの超人も登場。

ゆでたまごはロビンの扱いをどーするつもりなんだろね?このまま死んだことにしてしまうにはあまりにも惜しいキャラクターですが、40年続くキン肉マンという漫画に新風を吹かせるためには既存キャラの入れ替えは必要なのかもしれませんしねぇ。

その頃魔界で問題発生。

どうやらロビンとは違いアシュラマンは何があっても死なないようです。それならば戦死した他の悪魔超人にももう一度チャンスを与えてもらいたいものです。確実に死亡したアトランティスやスプリングマン 、プラネットマン辺りは無理だとしても、カーメンや魔雲天、ステカセ辺りは生存していてもおかしくはありませんからね…

ちなみにジャンクマンのジャンクハンドが無事繋がっていたことに安堵を覚えたのは私だけでしょうか?もしちぎれたままだったら、ジャンクマンはダブルフェイスができるだけの面白超人になってしまいますからね(笑)
そしてついにヤバい奴が登場します!
大魔王サタン!
悪魔六騎士編で初登場したサタン、考えてみればこのキン肉マンという漫画において40年近く大ボス的立ち位置を守り続けているキャラクターです。これはもうギネス記録ではないかとも思える長さですよ、それだけ長く悪人続けられてるキャラクターなんてサタンの他にはバイキンマンくらいしかいません(笑)
そんなサタン、どうやら心臓を宇宙空間に隠してあったようです。

これはあれでしょ、最後にジャイアンが銀のダーツを投げ込んでぶっ壊すやつでしょ(笑)

さてさて場面はスペイン、サグラダファミリア。

スペインには似合いませんがここでウルフマン登場。実はウルフは完璧超人無量大数軍との戦いの前に引退してしまっていたんですが、そこについては「キン肉マン超人列伝 ウルフマンの巻ー土俵上の士ー」を参照のこと。

いずれこのブログでも考察することになるでしょうがね。

さてここで現れた謎の6人の超人。サグラダファミリアの警備兵を蹴散らします。

超人の兵隊はよく出てくるんですが、とにかく弱過ぎて何の役にも立ちません。王位争奪編で大王や王妃を抑えつけてたくらいかな…

そしてここからが本題、この6人の中に見覚えのある超人がいます!

ここでオメガマンかーい!

前シリーズではビッグ・ザ・武道が空から降ってきて驚かされたものですが、新シリーズではオメガマンが降ってきました。もうこうなってくると何が降ってきても驚きゃしませんね…
つーわけでサタンの存在に気付いた委員長。

以前はサタン=悪魔将軍のような描写が多々ありました、Ⅱ世における恐怖の将なんてのはそのまんまでしたし。がしかしついにゆでたまごも方針を確定させたということでしょう、サタンはあくまでもゴールドマンに取り憑いていただけの存在だと。Ⅱ世での設定は綺麗さっぱり頭の中から消去するのが読者の義務だということですw

さてここでモブ超人登場。

頭に魚を乗せた超人、彼の名前は「鯖KAIDOU」俺のバイブルである学研の図鑑「超人」にも僅かながら記述があります。

何が驚くかというと鯖KAIDOUがロボ超人だという点です。どこにもロボ要素がないのにw

ちなみにこの鯖KAIDOU、投稿したのはあのプロレスラー中西学です。中西がやっていたTV番組「人類プロレスラー計画・中西ランド」という訳のわからん番組内でゆでたまごと対談した際に生まれた超人だそーな。京都出身の中西が、福井から京都を繋ぐ「鯖街道」をモチーフにしたようです。中西、あんがいセンスあるなw
そして多くのモブ超人の中で名前が判明している超人がもう1人。

なんとなくブロッケン一族っぽい彼の名前は「ハロルドマン」

やはりブロッケンやジェイドと同系列の軍隊系超人でしたね。ちなみにキン肉マンにおいてハンガリーといえばキューブマン一択でしたからね、彼はおそらくこれから先のハンガリー超人界を背負って立つ逸材となることでしょう(笑)

さて、初見で今回のオメガマンの違和感に気付けた人がいるならプロですな。
そのうちゆでたまごが作画ミスするのは間違いないでしょう(笑)
つーわけで今シリーズの大ボスの名前は…

オメガマン・アリステラ!

アリステラとはギリシャ語で「左」ディクシアが「右」という意味です。今後は王位争奪編に登場した方を「オメガマン」とは呼べなくなってしまいましたね…
それにしても前シリーズはストロング・ザ・武道とネメシスが両輪となり盛り上げてくれましたが、さぁ果たしてこのオメガマン・アリステラはどこまでやってくれるでしょうか?超人閻魔やキン肉マンの大叔父を上回れるバックボーンをゆでたまごはアリステラに用意できるかね?
つーわけで残りの5人も正体披露。

オメガ・ケンタウリの六槍客!

分かりやすい見た目の6人が揃いましたかね。ただ今後彼らが超人としてグループ分けされる際にめんどくささを感じます。超人は基本的に正義超人・残虐超人・悪魔超人・完璧超人の4つにグループ分けされ、その中でアイドル超人やら無量大数軍やら悪魔の種子やらに分類されているわけですが、オメガ・ケンタウリの六槍客はそれ自体独立したカテゴリーですからね。もう4つのグループ分けも限界なのかもな…
さてこのピンチに立ち上がるのは当然この男!

俺は楽しみですけどね、ウルフの復活は。読切でブラックシップ相手の戦いはありましたが、本編ではキューブマン・キン肉マン・スプリングマン戦以降ロクな活躍がありませんからね。ここらでウルフにスポットを当てるというのは良い選択だと思います。
とはいえこのままだと1対6、ウルフの他にあと5人必要です。ゆでたまごはどの超人にスポットを当てるつもりでしょうか?

ぎゃはははwww

ティーパックマンはさすがに想定の範囲外ですわな。まぁさらにも増して笑いを誘うのはティーパックマンの身体つきですよ。初期はこんな貧相な超人でしたからね。

これがこうなった訳ですから。

同一人物とは思えませんが…まぁ長期連載しててキャラクターの造形が変わらない漫画なんてあり得ませんからね。ここは静かに目を瞑りましょうw

さてティーパックマンを加えても6対2。もう嫌な予感しかしませんが…

おふ…こりゃまた微妙な連中を…
いや、ここでキングコブラやらオイルマンのような100%負けキャラが登場したら話は早いんですが、そうとは言い切れない微妙なところを揃えたなという印象です。カレクックもベンキマンも読切を経てキャラクターとしてレベルアップした感はありますし、カナディアンマンもそろそろ活躍しても良いと思えますしね。ホント微妙な連中を揃えてきたわぁ…
つーわけで正義超人側のメンバーが出揃いました。

まぁそりゃ頼りなくは見えますし、期待値は低いです。がしかし、だからこそ期待してしまう。ダメな子ほど可愛いし、ダメな子が結果を出したらいつもの倍嬉しい。素直な気持ちで頑張ってほしいと思えるメンツだわ…

とはいえやはり頼りなく見えるメンツでしたが…

確かに言われてみるとそうです。カナディアンマンとカレクックはモンスターリフティングや月面マラソンを突破してますし、ティーパックマンとベンキマンは50m力泳や新幹線アタックを突破してますからね。ティーパックマンだって東京駅から新幹線を押せば少なくとも浜松は超えられるわけですから、弱いわけはないんだよなぁ…

つーわけで6対5という変則マッチが始まります!

もちろんここで正義超人側が5連勝なんてするわけありません。六鎗客の強さを読者に伝えるには正義超人側にはコテンパンに負けてもらう必要がありますからね。正義超人側は良くて2勝、悪けりゃ全敗もあり得るかな…

さて、気になるのは組み合わせ。まずは…
ティーパックマンvsヘイルマン!
氷vs紅茶というよく分からん対決です。ヘイルマンは引き出し多そうですからね、ティーパックマンがそれに負けない引き出しを持っているかどうかがポイントでしょうか?

次のカードは…

カレクックvsマリキータマン!

ここもやはり引き出し勝負でしょうか。カレクックがいかに己の特徴を引き出していけるのかに尽きますよね、それが尽きるということは死ぬということですから。
次は…

ベンキマンvsギヤマスター!

イロモノ超人対決ではなく一芸特化型超人同士の対戦と言うべきでしょうか。俺はここベンキマンの勝機僅かながらあるんじゃないかと考えてます。ギヤマスターは2戦引っ張るにはしんどそうな外見ですからね…
そしてこの対戦。

カナディアンマンvsパイレートマン!

巨漢対決、ここもカナディアンマンの勝機ありそうに感じます。つーかここで勝たなきゃもう永遠にカナディアンマンにチャンスは訪れないでしょうし。カナディアンマンにとってはこれがまさに運命の一戦なのでは。
そしてラスト。

ウルフマンvsルナイト!

ウルフマンはこう言ってますが、基本的に狼は群れで暮らす生き物です(笑)もちろん「一匹狼」という言葉はありますが、あれは群れを離れた若い狼が新しい群れを形成するまでの状態が必然的に単独になってしまうだけの事です。
さて。まずフューチャーされるのはティーパックマンのこの技から。

ティーバッグウィップ!

ティーパックマンの技名は理解困難なところがあります。そもそもこの紅茶茶葉を詰めた袋の正式名称は「ティーバッグ(tea bag)」なので、この技名自体は問題ないんです。問題はティーパックマンの名前の方なんですよね。パック詰めだからティーパックだなんて用語は本来無いんですよ、だからティーパックマンも本当はティーバッグマンが正しいんですけど…これはゆでたまごを責めることはできないと思います。とゆーのもさ、インターネットの無い昭和の時代にはティーパックなのかティーバッグなのかどちらが正しいのかを簡単に調べる術が無かったんですよ。そういうアバウトなところはアバウトなままやっちゃうのが昭和という時代でしたからね、ゆでたまごがティーパックマンと名付けてしまったのを責めることはできないんだよなぁ…
なのでティーパックマンだろうがティーバッグマンだろうがティーバックマンだろうがティーカップマンだろうがいいんですよ(笑)
さて。ここでティーパックマンの対戦相手を紹介しておきましょうか。
ヘイルマン!
ヘイル(hail)とは「雹」という意味、見たまんま氷属性満開の超人です。戦闘スタイル的にはジョジョに出てきたギアッチョのホワイトアルバムに似てますかね。詳細も見てみましょう。

超人強度5500万、これはもうシリーズボス級といっても問題ないレベルですね。技の引き出しも豊富、これはもう活躍の予感しかしませんね…

そんな2人の対戦リングはこちら。
氷上デスマッチはキン肉マンvsラーメンマン戦、キン肉マンvsアシュラマン戦に次いで3回目でしょうか。まぁ少なくともヘイルマン以上にこの氷上デスマッチに適した超人はいませんね…

さてヘイルマン、ティーパックマンの首をねじ切りにいきます。

俺はね、コーヒーならホットでもコールドでも構わないんですが、紅茶に関してはホットじゃなきゃ嫌です。紅茶の美味しさってのは温かくなきゃ伝わらないと思うんですがね…

しかしこの言葉に反応したのはティーパックマン。

思わず笑ってしまう描写とセリフです。「オレは二度と首をもがれぬよう〜」なんてセリフ、世界のどこ探したってありませんからね(笑)

でもそれ以上に気になったのはティーパックマンの回想シーンです。回想シーンでのティーパックマンは相変わらず手足が細いままなんですよね。つまりどういうことかというと、ティーパックマンが急にムキムキになってるのはゆでたまごの画風が変化したのではなく、純粋に筋肉をビルドアップした成果なのではないかということなんですよね。だとすればティーパックマンは相当パワーアップしてるはずなんですよ、あんな細い腕でも浜松まで新幹線を押せたんだから…
そしてティーパックマンの反撃。
まだ余裕ありますな、つーかこれはティーパックマンの決めゼリフなんでしょう。あらかじめ用意しとかないと、ここまでの返しは出来ませんから(笑)

さらにアイスバーンリングを克服したティーパックマン。

「どう考えても紅茶こぼれるだろ?」と思わずにはいられない描写も多々ありますが。でも考えてみればティーパックマンも「日常生活不便超人」の1人ですよね。ペンチマンやジャンクマンのように「物を持てない」というのが一番の不便だと思ってましたが、ティーパックマンのように「横になれない」というのも相当の苦痛ですよ…

そしてこの大技!

死のティータイム!
やはり往年のキャラクターが新技を披露してくれるのはワクワクします。正直言うと「武器使って首絞めるのは反則じゃね?」とも思いますが、そこ禁じちゃうとティーパックマンは他にどうしようもないからなぁ…
がしかしこの死のティータイム、簡単に外されちゃいます。

え〜、ティーパックマンこんなに鍛えたのにダメなの〜?

痛過ぎるところを突かれてしまいましたね。ヘイルマン5500万パワーに対しティーパックマンは残念過ぎる25万パワー。この数値は50万パワーのミートくんの半分であり、イケメン・マッスルやクァンすら下回る数字。ティーパックマンよりも超人強度が低い超人を探すならキン骨マン・タイルマン・イワオ・ビビンバ・キューブマン・キン肉小百合・フィッシャーズ1号2号・ルピーン・ビーンズマン・カニベースくらいのもんです。まぁ正義超人の超人強度が低いのは仕方ない事なんだけどなぁ…

そしてティーパックマンは命よりも大切な物を破壊されてしまいます。

ここからのティーパックマンの逆転劇…うーん、思いつきません(笑)さすがにティーパックマンは咬ませ犬だったかぁ…

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